dcモータ(dcモーター)・acモータ(acモーター)やブラシレスからアクチュエーター等の使用上の注意をご紹介いたします。

使用上の注意

こちらでは、モーターにおける使用上の注意をご紹介します。
モーターを効率よく、かつ長期間使用するために、下記の点に留意して、
ご使用されることをおすすめいたします。

モーターの外郭温度について

モーター外郭温度が80℃を超えるような場合には、即座にモーターを停止させて冷却してください。
そのまま使用を継続すると、焼損に至る可能性が大きくなります。頻繁に80℃を超えるような使用状況の場合、モーター寿命が極端に短くなる可能性がありますので、十分にご注意ください。なお、温度の観測用として簡易な検温シールもあります。

モーターの保護装置について

モーターを長く安全にお使いいただくためには、モーター負荷が過大にならないように、回路側で調整する必要があります。DCモーターの場合、負荷に比例して消費電流も増加しますので、過大な電流の流れ込みを検知することで、モーター負荷の過大化を防ぎましょう。モーターへの電力供給ラインに、ブレーカー類(速断型は不可)を組み込むことをおすすめします。

安全装置を組み込まれない場合、モーター焼損時にもモーターへの電力供給が止まらず、最悪の場合、火災に至る可能性もあります。なお、ヒューズは火災防止には有効であっても、モーター焼損を防ぐことはできません。適正なブレーカーの選定が困難な場合は、どうぞお気軽にご相談ください。

モーターのブラシ交換について

DCモーターには、回転電機子への電力供給用の摺動ブラシが存在します。これは、動作時間に応じて磨耗します。交換タイプの場合は、ユーザー様による交換が可能ですが、その際にはモーターを分解せずに、交換作業用の窓から作業をおこなってください。
なお、内部に堆積したブラシの磨耗粉は、掃除機などで吸い取って除去してください。ブラシの磨耗粉堆積により、絶縁性が劣化します。

また、ブラシ交換の時期は、100時間動作ごとにブラシの長さを確認いただき、「新品時の1/3程度の長さ」を目安におこなってください。ブラシ内蔵型については、交換の際に、分解・再組立の作業が必要となりますので、ユーザー様側での交換作業は、お止めください。
ブラシ接触角度の調整が狂い、電気的な性能に不備が出てしまいます。

モーターの電源および電力供給線について

モーターの起動時には、定格負荷時の3〜5倍程度の電流が流れます。よって、電源容量はこの点を考慮してお選びください。電源容量が不足しますと、起動トルクも不足します。
また、供給線の線径にもご注意ください。10Aあたり1平方ミリの断面積が最低限必要です。線径が不足するとモーターへの供給電圧が降下し、所要の性能が出せない可能性があります。ご注意ください。

リニア・アクチュエーターの可動範囲について

可動範囲は、仕様上のストロークとほぼ同じです。ただし、これを越えて動作させますと、駆動力伝達用のネジとナットがシリンダー端部において、噛み込みを起こし、駆動部の破損によって動作不能となります。よって、可動範囲ぎりぎりまで動作させる場合には、注意が必要です。

また、リミット・スイッチ(電気的)の設定のために、位置調整作業をおこなわれる際には、定格電圧の1/8程度の低電圧にておこなってください。
万一、噛み込みによって動作不能となった場合には、分解などはせずに、当社までご連絡いただきますようお願いします。なお、分解再調整は、有償処理となりますのでご注意ください。

過負荷での動作について

電力供給を開始しているにも関わらず、シリンダーが唸るような音をあげている場合は、定格負荷を遥かに越える過大な負荷がかかっている可能性があります。こうした場合には、すみやかに負荷を少なくしていただくか、推力のより大きなシリンダーと交換していただくようにお願いいたします。
過負荷の状態での動作を継続させますと、モーターが焼損する可能性があり、火災に至る可能性もあるため大変危険です。

正・逆転動作について

モーターの正転動作後、モーターが完全に停止する前に(惰性で回転している間に)逆転用の逆極性電圧の印加をおこないますと、界磁用の永久磁石磁力が減衰します。正・逆転の間に、必ず完全に停止させるようにしてください。完全停止の時間は、0.2秒以上あれば十分です。
モーターの惰性回転の時間を短くし、急激に停止させたい場合には、ダイナミック・ブレーキ(電気的)をご利用ください。ダイナミック・ブレーキは、下記要領にてかけることができます。

  • 1. モーターよりのリード線を電源ラインより離す。
  • 2. モーターよりのリード線2本を短絡させる。
  • 3. モーターが急停止する。

このロジックを、リレー回路などで組むことにより、急停止から逆転への制御が容易におこなえます。

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