CASE 2触るとビリビリするようになった場合
絶縁劣化により、漏電を起こしています。内部のブラシ磨耗粉の清掃により、初期値の70%にまで絶縁抵抗値は回復します。
清掃が困難な場合、当社にご相談ください。
CASE 3使用開始時期と比べて、使用中に熱く感じるようになった場合
モーターの劣化が進んでいます。軸受の劣化による機械損や、磁石の劣化などが考えられます。
全体的に劣化が進んでいる場合、モーターの交換が必要です。
CASE 4回転が遅くなった場合
負荷が大きくなっていなければ、前項と同様に、モーターの劣化が進んでいます。
つまり、軸受の劣化による機械損や、磁石の劣化などが考えられます。
全体的に劣化が進んでいる場合、モーターの交換が必要です。
もし、発熱がなく、回転が遅くなっている場合は、ブラシが磨耗限界に到達し、電流が流れにくくなっている可能性もあります。この場合、ブラシの交換により、回転状態は回復します。
どちらかの判別がつかない場合が多いため、当社にご相談ください。
無理な正・逆転(※使用上の注意点参照)により、永久磁石の磁力が減衰している可能性も考えられます。
この場合、修理は極めて困難ですので、当社にご相談ください。
CASE 5錆がひどくなった場合
表面の錆がひどくなっている場合、内部でも錆は進行していると考えられます。
ブラシや電極部分に錆が発生している場合、モーターの交換を推奨いたします。
錆の除去により使用継続も可能ですが、長期の使用は期待できません。
CASE 6動作時の音が大きくなった場合
軸受の損傷により騒音値が上がったか、各部品の劣化により、ガタつきが増加したためと予想されます。
劣化状況によっては、モーターの交換時期と考えられます。
他に、負荷のバラつきやコイルの短絡の可能性もあります(前述項参照)。
CASE 7回転力(=トルク)が、弱くなった場合
コイル短絡でなければ、永久磁石の磁力減衰が疑われます。無理な正・逆動作(※使用上の注意点参照)による磁力の減衰についてご確認ください。
磁力の減衰は、ユーザー様による修理は困難ですので、当社にご相談ください。
CASE 8電力の消費が大きくなった場合
モーターの効率が低下しています。各種の事例が考えられますので、当社にご相談ください。
(軸受劣化、永久磁石の磁力減衰、コイル損傷、筐体劣化、ブラシ磨耗の進行など)